堂々たるデコレーションをほどこされた大型バス。少しずつパーツを買いそろえてここまで至るには何年かかったことだろう。
擬人化したら真っ黒なヒゲをたくわえて声がやたらとでかい、太鼓腹の金満オヤジが目に浮かんだ。
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当然ながら男女の席はきちんと分けられている。 少なくとも乗り物においてはイスラームのこのきまりごと、痴漢される女性も痴漢えん罪で苦しむ男性も減るから、私はとってもいいと思うのよねえ。
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乗り合いの小型バス。パキスタンではこのタイプの車両をひっからげて「スズキ」と呼ぶ。 そのため「スズキさん」が旅行に行くとパキスタン人に大ウケけするそうだ。ちょっとうらやましいけどネタにされる鈴木氏としては微妙かも。
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一服キメたヒッピーの脳内みたいなサイケワールドにあって、お受験に付き添うママのごとき落ち着きを醸し出していた。
このタイプは大手タクシー会社の持ち物らしく、イスラマバード近郊でよく見かけたんだけどさ、個性を打ち出したい運転手にとってはつまんなかろうて。
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上の写真と会社は異なるけれど、こいつも多分大手タクシー。 あるよね、ギャル向けショップで売ってるベルトやバッグににこんな柄。
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一方、個人の持ち物は心のおもむくままにデコられる。トラックだろうがセダンだろうがそんなのカンケーねえ!
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トラクター勢も負けてらんない!シャラシャラもちゃんとつけてるど!
ただ、トラックとは違ってトラクターには、ボンネットの左右に花束を立てるのがお約束みたい。 鼻先で赤やピンクのお花をゆらゆらさせている硬派な農機具は、ちょっぴり照れくさそうに見える。
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日本人をして「桃源郷」と言わしめる北部の町フンザのトラクター。都会のトラクターに比べると地味ながら、デコる心は忘れない。
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アンズの花が咲き乱れるフンザで風に揺られていた造花。
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ド田舎のトラクターだからってバカにしないでよねっ!邪眼除けもちゃんと描いてもらってるんだから。
より美しく、よりセクスィーに・・・・・・。美女への思い入れが強すぎて、ついついリキが入った結末は、松本零士描く宇宙の女王か、それとも地下闘技場の女戦士か。
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控えめではあるものの、警察車両にも手を加えずにはいられないっ!
このあたり、どの程度までのペイントなら署長に叱られないのか、公僕的なアウト/
セーフのレベルをものすごく知りたい。
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ボンネットのポリスマークがどえらい手描き感にあふれている。
これってやっぱおまわりさんがしこしこ描いたのかな?どうせならファイアバードトランザムみたいに、もっと堂々と描けと言いたい。
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近頃K市周辺ではまず見られなくなったデコトラ君を発見。
銀行街のど真ん中を、永ちゃんソングを大音量で流しつつ走っていたのをあわてて激写!オーナーの熱い矢沢愛が伝わってきて好ましい。
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一方こちらはカラコルムハイウェイのモンスター。 和デコと並べてみると、パキスタンの異次元ぶりがよく分かる。
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♪どーこぉーまーでもぉー どこーまでーもぉー はーしれはしれぇー いすゞのトラックぅ〜〜♪
カラコルムハイウェイをゆくデコレーショントラック。
もちろんパキスタンではいすゞだけではなく、日野もベンツも中国製も走ってる。 それでもトラックを見るたびにこのCMソングが脳内リプレイされた。
はーしれはしれぇー パキスタンのトラックぅ〜〜♪
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